クリニック & キズ修理 Clinic & Repair

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長い歳月ピアノをつかっているうちにいつの間にか知らず知らずのうちにピアノに曇りやホコリ、当たりキズや擦りキズなどが付いてしまうものなのです。
大切にしていたのに・・・とか、ほったらかしにしていたから仕方がない・・・
それぞれ思うことがあると思います。
でも大丈夫です!もとに近い光沢に戻ります。(ある特定のピアノは無理です)
よくクリニックをされる方は、家を新築に建て替える方や、実家からお孫さんの所に移動するタイミングの時が特に多いです。
せっかく家が新しくなるのに、この汚れた状態ではなぁ〜とも良く耳にします。
自分でしようとしても限界が有ります。
私どもプロに任せて頂ければ、ネジの頭から見えない所まで、とことんこだわって磨き上げて行きますので、是非とも機会いがありましたらお声掛けをして頂ければ幸いです。

修理1

今から1977年製造のミキピアノのクリニックを行います。まずは、前パネル、鍵盤蓋、下パネル、鍵盤抑えクチ棒、鍵盤、などの各部品に解体していきます。鍵盤下のホコリやゴミを取り除き、バランスキーピンなどが錆びていると研磨して錆を落とします。ピアノの共鳴板のネジ締めも大変音に影響があり、ネジがゆるんでいると、音が割れた感じがしたりする事があります。ピアノの背面の為なかなかネジを締めなおせないのが現実です。

修理2

ピアノの底板を外しピアノの弦、銅線「巻線」、新線、などを丁寧に一本ずつ磨き錆なども同時に落していきます。錆が有るだけでも音に違いが出ます。チューニングピンも一本一本丁寧に磨き、見えない所も手を抜かず綺麗に仕上げます。本体の親板や腕木、足なども綺麗に磨き上がります。ピアノの底板は、細かい所が多く部品を取り外す事により隅々までのホコリや汚れを取り除けます。天屋根、鍵盤蓋、譜面立て、のチョウバンを磨きネジの頭も綺麗に磨きます。白鍵番のサイドの汚れは、使用して行くうちに汗などが染みて行き黒く汚れて行きます。ペーパーを掛ける事で手アカを落とす事が出来ます。その他のパーツは、小さいのでバフ掛けなどは難しいですが、ベテランの作業員が丁寧に仕上げます。

修理3

一番汚れなどが目立つ鍵盤の前の裏表と奥丸のクリニックです。あまり深くない擦り傷は、ペーパーを掛ける事により綺麗になります。鍵盤のサイドの汚れも綺麗に仕上がりました。小さなパーツも綺麗に仕上がっています。天屋根のパネルも細かい部品に分けて綺麗に仕上げます。初めに見て頂いたチョウバンと見比べてもらうと明らかに違うと言う事が解ります。前のパネルと下のパネルを綺麗に仕上げピアノ本体に組んでいきます。さて、完成です。
是非ともお客様の自宅、もしくは実家などに有るピアノも一度このように綺麗にして使って見ては、いかがですか