色々やってみた Challenger

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私たちが、思いつくことを一つ一つチャレンジしていくページです。普段では、なかなか目にすることが出来ないような事とか、時にはプレゼントなともあり、ピアノの仕組みや構造などの説明。その他いろいろ思いつくことをチャレンジしていきたいと思います。時には、配達途中で目にした珍しい風景など、何でも気になった事を自由に載せていきます。

電子ピアノの修理

電子ピアノの修理後の演奏です。
きれいな音が出るようになりまだまだ演奏することが可能です。
欲しい方がおられればぜひともご連絡をお待ちしております。

電子ピアノの解体手順です。メーカー、機種が変われば解体の仕方も変わります。

電子ピアノの修理前演奏です。(残酷の天使のテーゼ)
症状:カチカチと鍵盤を押えるたびに音が鳴ります。あと、鍵盤が1音下がった状態になっています。

プレゼント(無料でピアノ差し上げます)

大変お待たせ致しました。ついに完成です❣廃棄される予定のピアノが再び歌う事が出来るようになり感無量です。後は、一日でも早く自分を必要とする所え運んで上げるだけです。応募期間は12月末迄とします。条件として「必ず大切にこれからもずっとピアノを演奏してくださる方」、「ピアノを設置される場所への搬入の撮影が可能な方」、「毎年しっかりと調律を行っていただける方」この3つを応募条件とさせてもらいたいと思います。
修理や整調、調律といった作業をしっかりと行わせてもらい再びこの。これからこのピアノは再びつばさを広げて音楽という大空へ飛び立とうとしているところです。ですが、ピアノは一人では飛び立つことが出来ないのです。誰か一人でいいのです。この「ピアノと共に音楽の世界へ飛び立ってもいい・・・」、と思う方のご応募を私たちは待っています。
ピアノの方は、もう飛び立つ準備は万端です!!あとは、あなた次第です!!!
さあ、一緒に音楽という大空へ飛び立とうではありませんか。

●応募方法としましては、ピアノ専業奈良株式会社へメールにてご応募いただけたらと思っております。
メール内容としましては、ご応募いただいた方の「設置される場所の都道府県、応募理由」をご入力の上、送っていただけたらと思っております。結果の発表はホームページ上にて公開いたします。
個人情報に関することは掲載せず、応募理由のみをホームページ上で公開させてもらいたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

調律3回目
 この動画では、調律の3回目と雑音の確認を行っています。
  ・どうして3回の調律が必要なの?
    ピアノの弦はミュージックワイヤーといって高炭素鋼の鋼鉄でできています。
    調律というのはこの鉄でできたワイヤーを引っ張ってあげることにより、音を合わせているのですが、鉄というのは引っ張ると同時に元の状態に戻ろうとする性質があります。なので、何度も何度も引っ張ってあげることにより引っ張った状態を記憶させる必要があるのです。
なので調律を長年行っていなかったピアノの弦は伸びきった状態なので、しっかりと元の長さに調整してあげる必要があります。今回は3回の調律で442Hzまで持って行ってあげることが出来ましたが、何度も調律をしないと元のピッチに戻らない事も有るので、調律というのはとても重要なピアノの命を治す作業だと私は思っています。

雑音の確認
  雑音といっても、いろいろあります。
  例えば、アクションのパーツが正しい位置にないと隣り合ったパーツ同士が当たってカチカチという音が鳴ったり、ピアノを演奏していると、ピアノに使われている金属に音が共鳴してビリビリといったような音が鳴ったりとさまざまな雑音が考えられます。
  きれいな声のピアノにしてあげるには、こういった雑音を一切なくしてあげる必要があるので、しっかりと確認をし、もし見つけたらしっかりとなくしてあげなければなりません。

ソフト・マフラーペダル調整
 この動画では、ソフト・マフラーペダルの調整を行っています。
  ・ソフトペダルってなに?
   ソフトペダルとは2本もしくは3本あるペダルのうちの1番左側にあるペダルがソフトペダルです。
   このペダルは、アップライトピアノとグランドピアノの両方に備わっているペダルですが、アップライトとグランドでは効果的には同じようなものですが、ペダルを踏んだ時に動きが全く異なります。
   ・アップライトピアノでのソフトペダルを踏んだ時は、ペダルを踏むとアクションのハンマーアンダーレールというのが前方に傾く事によりハンマーが弦に約1/3近づくことで鍵盤を打鍵した時に音量を少し和らげてくれる効果があります。
   ・グランドピアノの場合は、ピアノというのは通常、中音域や高音域では1つの音に対して3本弦が張られています。そして、ペダルを踏むと、アクション全体が右に少しだけズレます。すると3本の弦をハンマーでたたいていたのですが、ペダルを踏んで右にアクションがずれることにより、3本から2本の弦を打弦するようになるので、これもやはりアップライトピアノと同じで音量をすこしやわらげてくれる効果が得られるわけです。(グランドピアノの場合は、ソフトペダルをシフトペダルと呼んだりもします。)

このソフトペダルがアップライトピアノとグランドピアノでの機能での違いの1つになるわけです。

  ・マフラーペダルってなに?
    マフラーペダルというのはアップライトピアノに備わっている3本ペダルのうちの真ん中に位置するペダルです。(グランドピアノの3本ペダルの真ん中は、ソステヌートペダルになります)
    このペダルの効果としては、ソフトペダルよりも更に音量を弱音効果が大きいという事です。
  ・どうして音がちいさくなるの?
    なぜかというと、ペダルを踏むことによりハンマーと弦との間にマフラーフェルトという少し分厚い白い布を挟んで打弦することにより、マフラーフェルトが音を吸収してくれる役割をもっているのです。
  ・なぜ調整が必要なの?
    もし、しっかりと調整が行われていないと、ペダルを踏んだのに音が全く消音されなかったりペダルを踏んでいないのにマフラーが下に降りすぎてしまっていて勝手に消音になってしまったりというような症状が起きるので、しっかりと正しい位置にマフラーを持って行ってあげる必要があります。

この2つのペダルを簡単に説明すると、両方とも音量を押えてくれたり、やわらげてくれる効果があるというわけです。

ダンパー関連
 この動画では、ダンパー関連の作業を行っています
  まず、ダンパーペダルってなに?
   ダンパーペダルは、ピアノのペダル2本または3本あるなかで、1番右側にくるペダルです。
   踏むと、ピアノ内部にあるダンパーというパーツが弦から離れることにより、音が長く伸びるようになります。そして、ペダルを離すと再びダンパーが弦を押えて弦の振動を止めることで、音が止まるという仕組みになっています。
  この動画で行っている作業
   ①ダンパーペダルのカラ調整
   ②ダンパーペダルの運動量調整
   ③ダンパー総上げ作業
   ④ダンパー始動調整(スプーン掛け)
  この4つの作業を動画内で行っています。

  ①ダンパーペダルのカラ調整、②ダンパーペダルの運動量調整
   この調整は、大まかにいうと
    1.ペダルを踏んだ時にいつ始動するのか。
    2.ペダルの踏み心地
   上記の2つを調整を行っています。
  ③ダンパー総上げ作業
   この調整は、ダンパーペダルを踏んだ時に、しっかりとすべてのダンパーがピシっと一斉に動き出すように調節してあげる作業になります。
  ④ダンパー始動調整(スプーン掛け)
   この調整は、鍵盤を打鍵した時に、どのタイミングでダンパーが動き出すのかを調整する作業です。
   (ちなみにスプーン掛けとは、この始動調整を行う時にアクションのウイペンについているスプーンというパーツを動かすことにより調整を行うので、スプーン掛けと呼びます)

 この4つの作業をしっかりと行わないと、ダンパーを踏んでいるのに他の音は響くときに、1音だけ音が響かない状態だったり、鍵盤を打鍵してダンパーの動きがバラバラだったりしたら、「スタッカート」や「レガート」などアーティキュレーションが難しくなったりするので、しっかりと調整をしてあげないといけない作業の1つになります。

働き(アフタータッチ)
 この動画では、働き(アフタータッチ)の確認を行っています。
 (ピアノを演奏する方なら、アフタータッチという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。)
 働き(アフタータッチ)とは?
  みなさんは、鍵盤を打鍵した時どれくらい下がっているかご存知でしょうか?
  鍵盤は約10mm(1cm)下がっているのです。しかし、鍵盤を打鍵してから音が鳴るまでには約7~8mm位で音が鳴り始めます。そして残りの2~3mmこれが働き(アフタータッチ)になります。
  この働き(アフタータッチ)があることで、早いトリルや強弱などもつけやすくなったりするわけです。
 ・もし、2~3mmよりも少なかったり、多かったりするとどうなるの?
   もし働きが少なかったりすると、簡単に結論から説明するとリバウンドが起こってしまいます。
   (↑なぜ、リバウンドするのかは動画を見てもらえれば説明を行っています。)
   そして働きが多いと、これも結論から言うと早い連打がしにくくなってしまいます。
   なので、働き(アフタータッチ)がないと、まともに演奏がしにくくなってしまうというわけです。
 ピアノを習っている方なら先生などに、「アフタータッチを意識して弾いてみて」と言われた経験はないでしょうか?
 演奏をするうえで、この働き(アフタータッチ)を意識してピアノを弾くと、
  ①連打やトリルが演奏しやすくなる
  ②音を出すタイミングのコントロールがしやすくなる 
  ③音色に抑揚がつけやすくなる
 上記のようなメリットがあるので、ぜひアフタータッチを意識してピアノを弾いてみてはいかがでしょうか!
                

バックストップ
 この動画ではバックストップを調整・確認を行っています。
 バックストップとは?
  バックストップとは、ハンマーが弦を打弦し、跳ね返ってきたハンマーをキャッチャーとバックチェックが共にぶつかることで、リバウンドを防いでいます。このキャッチャーとバックチェックがぶつかる位置を調整するのがバックストップです。←この説明でわかるでしょうか?
  バックストップの基準は15mmと決まっています。(ハンマーが跳ね返ってきて静止した時のハンマーの先と弦との間の距離)
 ・15mmよりも狭かったり、広かったりするとどうなるの?
   もし、この15mmよりも狭いと、強弱がつけにくくなってしまったり、1つ1つの鍵盤の音量にばらつきが出てしまいます。
   そして、広かったら、早い連打がしづらくなってしまいます。

バックストップは、強弱をつけたり、早い連打を行ったりと、演奏するうえで演奏者の演奏技術に深くかかわってくる作業になります。
 

バックチェックの調整
 この動画ではバックチェックの調整を行っています。
  調整項目は3つ
   ①バックチェックの角度の調整 ←通称ごきげん直し
   ②バックチェックの左右位置調整
   ③バックチェックの前後位置調整
  この3つの調整を行っています。
 ではまず、バックチェックとはなにか?
  ・バックチェックが無かったらどうなるの?
    まず、結論から言いますと、バックチェックがないとリバウンドを起こしてしまいます。
    リバウンドとは、通常鍵盤を1回打鍵するとハンマーが弦を1度打弦し音が響いて終わります。
    しかし、鍵盤を1回しか打鍵していないのに、ハンマーが弦を2度打弦して音が2回鳴ってしまう、これがリバウンド(2度打ち)と言います。
  ・なぜ、バックチェックが無かったらリバウンドするの?
    鍵盤を打鍵した力は、アクションそしてハンマーへと伝わります。この時の力でハンマーは弦に向かって前に動き出します。そして、ハンマーは弦を打弦した直後に静止位置に戻る様に跳ね返ります。この時の跳ね返りの力が強すぎると、ハンマーはハンマーレールにバウンドして再び弦の方へと動き出し、2度目の打弦をしてしまうのです。この時に、「バックチェック」とバットについている「キャッチャー」という部品がハンマーが返ってきたときにしっかりとかみ合うことで、リバウンドを防ぐことが出来ます。
すこし、難しい説明になってしまいました。簡単な例をあげると、ボールを地面に力いっぱい叩きつけると跳ね返ってきます。跳ね返ってきたボールをキャッチする[手」←この手がバックチェックの役割を果たしています。(キャッチをしないと、ボールは再び地面に落ちて何度もバウンドしていまいます←このバウンドがリバウンドといいます。)

結論
 バックチェックが無いと、 まともに演奏が出来ないというのか大雑把な答えになります。
 

ハンマーの接近量調整(レットオフ)
 この動画ではハンマーの接近量調整(レットオフ)を行っています。
 レットオフとは?
  レットオフとは、鍵盤を打鍵しハンマーが弦を打弦した後に弦から素早く離れるように調整する事を言います。
 なぜ、レットオフが必要?
  もし、レットオフがないと鍵盤を打鍵しハンマーが弦を打弦する、でもレットオフしないとハンマーは弦を押え続けたままになるので、弦は振動し続けることが出来ず「バァーン」というような音がなって終了してしまいます。(例えるなら、みなさんは太鼓をバチで叩くとき、叩いたと同時にバチを太鼓から離しますよね、この離す動作がレットオフです・・、←動画の中の例えを簡潔にまとめるとこんな感じ)
なので、しっかりときれいな音がでるのはこのレットオフのおかげだと言っても過言ではないでしょうか!!

鍵盤の深さ調整(あがき)
 この動画では鍵盤の深さ調整(あがき)を行っています。
 まず、鍵盤の深さって何?  鍵盤の深さとは・・・鍵盤を押して底に着くまでの距離のことです。
 ではみなさん、鍵盤って何ミリ沈むと思いますか?   答えは10ミリ(1センチ)です。
 この沈む量はメーカーなど関係なく、ほとんどのピアノが10ミリと決められております。
 88key白鍵、黒鍵含めすべての鍵盤が10ミリで沈むように調整するのが「深さ調整」または「あがき」と言います
 もし、しっかりと調整がされていないと、スムーズに鍵盤を動かすことが難しくなってしまったり、強弱が非常に付けづらいピアノになってしまいます。ピアノというのは海外では「ピアノフォルテ」と呼ばれるぐらいピアノ(弱く)でもフォルテ(強く)でもどちらでも演奏が出来る楽器という名前が付けられるほど強弱を重要視した楽器なのです。これほど弱い音から強い音まだ多彩な音が出せる楽器はありません。なのでピアノは「楽器の王様」と呼ばれるのです。
しっかりと、深さ調整を行ってあげることで、本来のピアノと言えるのではないでしょうか。

鍵盤の高さ調整(均し)
 この動画では鍵盤の高さ調整(均し)を行っています。
 この作業は、整調作業を行う際に最も基準となる作業になります。この均しがしっかりとしていないと、この後の作業すべてが無駄になってしまうというような重要な作業です。なので、しっかりと作業を行わせてもらいました。
 話は変わり、さてみなさん、人の体で1番些細な変化にも敏感な部位都は何処だと思いますか?
そう、それは「指」です。人の指というのは、とても不思議なもので、目を閉じていても指先で触れたもの(触覚)でそれが凹んでいたり、硬さだったりと多くの情報を区別することが可能です。(最近の研究で人の指は13ナノメートルの凹凸まで感じ取ることが出来る事が判明されました)それは、ピアノでも感じ取ることが出来るのです。今まで弾き続けていたピアノの鍵盤の高さがミリ単位で変化しただけで、弾きにくかったり、違和感を感じ取ることがあります。
なのでこういった違和感をなくすためにしっかりと鍵盤の高さ(白鍵・黒鍵)を調整してあげなければなりません。
 

カラ調整(ロストモーション)
 この動画ではカラ調整(ロストモーション)を行っています。
 アクションのパーツとパーツとの間に無駄な隙間が出来てしまうと、しっかりとアクションの本来の力が発揮されなくなってしまいます。なのでしっかりと隙間をなくす調整(無くすと言っても、無理矢理に隙間を詰めるのではなく、適度に隙間を無くさなければこれもまた力が発揮できなくなってしまいます)をカラ(隙間)調整、もしくはロストモーションと呼びます。

パイロット(キャプスタン)の調整
 この動画では、パイロット(キャプスタン)の調整を行っております。
 調整の種類は2種類
  ①前後位置調整
  ②左右位置調整
 ●パイロット(キャプスタン)とは一体何か?
   パイロット(キャプスタン)とは、鍵盤を打鍵するとアクションが動いてハンマーが弦を打弦し音が鳴ります。この時に、鍵盤を押したときの力をアクションに伝えるためのパーツがパイロット(キャプスタン)になります。
 もし、パイロット(キャプスタン)がしっかりと調整されていないと、演奏するときにタッチが重く感じたり、逆に軽すぎる感じになってしまったりと非常に演奏しづらくなってしまいます。さらに、鍵盤を押したときにの力が十分にアクションに伝わることが出来ず、演奏者が出したいと思っている音がしっかりとでなくなってしまいます。
なので、しっかりとパイロット(キャプスタン)の位置の調整を行ってあげなければいけません。

ハンマーの調整 ・走り ・捻じれ ・弦合わせ
 この動画では、ハンマーの走り、捻じれ、弦合わせの調整を行っております。弦は低音部で1~2本、中・高音部では3本貼られており、ハンマーはこの弦を打弦することにより音が鳴ります。これは、ハンマーがしっかりと正しい動きをし、ハンマーのヘッドが弦の中心をしっかりととらえて打弦することによりきれいな音色になるわけです。しかし、ハンマーが走っていたり、捻じれていたり、弦合わせがあっていないと、本来のしっかりとした響きのある音が出ないわけです。なので88keyすべてのハンマーをしっかりと弦を打弦するように確認し、ズレていれば調整してあげないといけません。

●走りとは・・・ハンマーは鍵盤を打鍵することによりアクションが動きハンマーが動き出し、弦を打弦します。通常ハンマーが弦に向かって真っすぐに向かっていき打弦します、しかし走りとは、ハンマーが弦に向かって動き出し真っ直ぐ進まず、左右どちらかに傾いて進んでいき弦を打弦します。走りがひどいと3本弦のうちハンマーが傾いてしまい2本しか打弦しないときもあります。なのでしっかりと、弦の真ん中を打弦するようにのり紙を貼って走りを調整します。
●捻じれとは・・・ねじれ調整は、走りとは違いハンマーヘッドが静止位置にあるときから左右どちらかに捻じれている状態のことです。この状態で打弦すると弦の真ん中をしっかりと捉えることが出来ず、3本弦のところを2本しか打弦しなかったりするので、捻じれを調整してあげないとピアノ本来の音色が出なくなってしまいます。
走りは、動き出してから傾く、捻じれは動く前から傾いている。」
●弦合わせとは・・・ハンマーは弦の中心をしっかりと捉えることでしっかりとしたきれいな音色を響かせることが出来ます。なのでハンマーを弦の中心に持って行き、なおかつハンマーの間隔も気にしながら調整を行っていきます。
上記の3つをしっかりと調整することで、しっかりとした響きのあるきれいな音色が出されるわけです。

鍵盤の調整 ・間隔 ・傾き
 この動画では、鍵盤の間隔、傾きの2つの調整を行っています。ピアノを長年弾いていると、だんだんと鍵盤と鍵盤の隙間が開いてきたり、鍵盤を手前からよく見てみると左右どちらかに傾いている、といった症状が現れます。これは、弾いている方の鍵盤を打鍵するときの癖や長期使用により起こります。
この調整の目的は、1番は見た目です。やはり、パッと見た時に鍵盤の間隔が揃っていたり、しっかりと全鍵盤が平行にそろっていると、見た目も良いですし、鍵盤を打鍵した時の微弱な違和感が無くなるのではないでしょうか。

鍵盤の調整 ・フロントブッシングクロス ・バランスブッシングクロス ・バランスホール
 この動画では、上記3つの鍵盤の調整を行っています。鍵盤の調整の目的は、鍵盤がスムーズに動くようにすることです。鍵盤は木材で作られているので、気温や湿度の変化に非常に敏感です。鍵盤がスムーズに動かないと、鍵盤を打鍵した際に元の位置に戻ってこず鍵盤が下がったままで次の打鍵が出来なくなったり、タッチが重たく感じたりもします。なのでしっかりとフロント、バランス、ホールを調整してあげないとまともに弾けなくなってしまうので、とても重要な作業の1つになります。

    

整調前の雑音・止音不良・発音不良の確認
 整調作業に入る前にまずは、鍵盤を打鍵した際に、雑音が鳴らないか、音がしっかりと止まるか、音がしっかりとなるか、の確認を行います。
雑音が鳴っているという事は、どこかアクションパーツ同士がこすれて当たりパーツがしっかりと最後まで動いていない状態で整調作業を行うと、しっかりとした調整が出来ないので必ず整調作業を行う前に、
・雑音
・止音不良
・発音不良
この3つを確認をしておかないといけません。

アクションの修理その3 ハンマーファイリング作業
 この動画では、ハンマーファイリングという作業を行います。ハンマーファイリングという作業は、ハンマーフェルトについている弦溝をヤスリなどを使用し削ることにより弦溝をなくしてあげる作業です。
鍵盤を打鍵することでアクションの各パーツが動き、そしてハンマーが動き出し弦を打弦します。ピアノのアクションのほとんどは木材で作られているのですが、ハンマーが弦を打弦する部分には羊毛(羊の毛)でできたフェルトが巻かれており、そのフェルトの部分で弦を打弦しています。フェルトは弾力性があり柔らかい素材なので、長年ピアノを弾いていると弦に接しているフェルトの部分がへこんでしまい、深く弦の溝が出来てしまいます。この溝がある状態で弾き続けるとハンマーがブレてしまったり、溝の部分は硬くなってしまうので雑音が鳴ってしまいます。さらに、音色も硬くなってしまいこもったような響かない音になってしまうので、しっかりと弦溝を取り除いてあげないといけません。ピアノの音色はフェルトで決まります。
なので、しっかりとファイリングをしてあげることでしっかりと音が響くピアノにしていきたいと思います。
ピアノの音色はフェルトで決まります。

アクションパーツ「スプーン」について
 アップライトピアノのアクションには「スプーン」というパーツが取り付けられています。このパーツはウイペンアッセンブリ―の後方の取り付けられているパーツです。この「スプーン」があることで、鍵盤からウイペンへ、そしてダンパーアッセンブリーに力が伝わり音が響かすことが可能になるわけです。
この「スプーン」は金属でできているので長年の使用により錆びたりします。この部分が錆びてしまうと、スプーンがダンパーを押したときに雑音が鳴ってしまったり、ダンパーレバーに貼られているフェルトが削れてしまったりもするので、しっかりと輝くように磨いてあげることが重要になってきます。

アクションの修理その2 ハンマーバットセンターピン、フレンジコードの交換
 この動画では、ハンマーバットのセンターピンとフレンジコードの交換を行います。センターピンとはアクションパーツが駆動する部分に使用されている真鍮にニッケルメッキ加工をしているピンです。
ではなぜ今回交換をしたかというと、鍵盤を打鍵し離したときにハンマーがしっかりと元の位置に戻ってこない状態でした、これをスティックと言います。(スティックについては、3つ上「修理箇所の説明と1回目粗調律」の説明文にかかれています。)
センターピンを交換することでハンマーがしっかりと元の位置に戻る様になりました。
あと、フレンジコードも何本か切れている箇所があったのですべてのフレンジコードを新しいコードに張り替える作業を行っています。
共にしっかりと治してあげないとしっかりとした演奏が出来なくなってしまうので、これらの修理を行います。

アクションの修理その1 ブライドルテープの交換
 そもそも、ブライドルテープとは何か・・・ブライドルテープというのはアップライトピアノにしか使われていない部品の名前です。では、なぜグランドピアノには必要ではなくアップライトピアノにだけ取り付けられているのかというと、その答えは音の出る仕組みにあります。音の出る仕組み、簡単に言うとピアノというのは鍵盤を押すと中に入っているアクションというたくさんのパーツが組み合わさってできたカラクリが入っています。そのアクションに力が伝わりそしてハンマーが動き弦を叩いて音が鳴ります。アップライトピアノとグランドピアノの大きな違いはハンマーの動き方です。
グランドピアノのハンマーは上下運動なので重力によって自然に元の位置に戻る様になっています、アップライトピアノのハンマーは前後運動なのでハンマー自身の力では元の位置に戻ることが出来ないのでブライドルテープを使用し引っ張ってあげることで元の位置に戻る様になります。ハンマーがしっかりと元の位置に戻らないと次の打弦が出来なくなってしまうので、ブライドルテープはとても重要な役割を果たしています。

この動画ではアクション全体の掃除を行っています。
カビが生えているところや調律師でないと掃除が出来ないようなところの掃除をこまめにしていきます。
パーツ、仕組みの説明とともに破損パーツの重要性と役割を説明していきます。

この動画ではこれから修理をしていく箇所の説明と1回目の粗調律を行っています。
今回このピアノは鍵盤を押してもハンマーが元の位置に戻ってこないという症状が確認されましたので、修理をし改善していきたいと思っております。
●ハンマーがしっかりと戻ってこない原因
 (1)スティック状態
   スティックとは・・・アクションのほとんどが木材でできているため、過度の湿気でアクションが水分を吸収してしまい、部品と部品との接続部分の動きが鈍くなり、動作が鈍くなってしまう状態のことです。この状態では、鍵盤の動きが悪くなってしまったり、演奏をする際の同音連打(同じ音を繰り返し素早く弾くこと)が出来なくなってしまいます。
(2)鍵盤の調整
  アクションを動かすためには鍵盤を動かさなければなりません。ですが、鍵盤がスムーズに動かない(例えば、鍵盤を押したときに元の位置にあがってこないなど)とアクションパーツを抑え込みハンマーが戻ってこなくなってしまったりもします。

1回目の粗調律では、今回ピッチを確認したところピッチがかなり高めになっていたので粗調律では1度ピッチを下げてから上げの調律を行います。
●ピッチとは
 ピッチ・・・ピッチ(単位:Hz [ヘルツ])とは音楽用語で音の高さを表す単語です(音高ともいいます)。音が空気が振動し人間の耳に伝わっています。Hz[ヘルツ]とは1秒間に何回振動したかを表す単位です。このヘルツの数字が小さいと音が低くなり、大きいと音が高くなります。
楽器には基準ピッチというのがあり、ピアノの場合は基本440Hzもしくは442Hzに設定されていますが、オーケストラやピアノの演奏会、ヴァイオリンなど他楽器と合わせて演奏する場合は442Hzで調律を行います。

アトラスピアノを差し上げます。
まだまだ、弾くことが可能なピアノです。
整調、調律が終わり次第募集をさせて頂きます。
これから、整調・調律の工程もアップしていきますので、視聴の程よろしくお願い致します。