色々やってみた(チャレンジャー) Challenger

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私たちが、思いつくことを一つ一つチャレンジしていくページです。普段では、なかなか目にすることが出来ないような事とか、時にはプレゼントなともあり、ピアノの仕組みや構造などの説明。その他いろいろ思いつくことをチャレンジしていきたいと思います。時には、配達途中で目にした珍しい風景など、何でも気になった事を自由に載せていきます。

電子ピアノの修理

電子ピアノの修理前演奏です。(残酷の天使のテーゼ)
症状:カチカチと鍵盤を押えるたびに音が鳴ります。あと、鍵盤が1音下がった状態になっています。

電子ピアノの解体手順です。メーカー、機種が変われば解体の仕方も変わります。

電子ピアノの修理後の演奏です。
きれいな音が出るようになりまだまだ演奏することが可能です。
欲しい方がおられればぜひともご連絡をお待ちしております。

プレゼント(無料でピアノ差し上げます)

アトラスピアノを差し上げます。
まだまだ、弾くことが可能なピアノです。
整調、調律が終わり次第募集をさせて頂きます。
これから、整調・調律の工程もアップしていきますので、視聴の程よろしくお願い致します。

この動画ではこれから修理をしていく箇所の説明と1回目の粗調律を行っています。
今回このピアノは鍵盤を押してもハンマーが元の位置に戻ってこないという症状が確認されましたので、修理をし改善していきたいと思っております。
●ハンマーがしっかりと戻ってこない原因
 (1)スティック状態
   スティックとは・・・アクションのほとんどが木材でできているため、過度の湿気でアクションが水分を吸収してしまい、部品と部品との接続部分の動きが鈍くなり、動作が鈍くなってしまう状態のことです。この状態では、鍵盤の動きが悪くなってしまったり、演奏をする際の同音連打(同じ音を繰り返し素早く弾くこと)が出来なくなってしまいます。
(2)鍵盤の調整
  アクションを動かすためには鍵盤を動かさなければなりません。ですが、鍵盤がスムーズに動かない(例えば、鍵盤を押したときに元の位置にあがってこないなど)とアクションパーツを抑え込みハンマーが戻ってこなくなってしまったりもします。

1回目の粗調律では、今回ピッチを確認したところピッチがかなり高めになっていたので粗調律では1度ピッチを下げてから上げの調律を行います。
●ピッチとは
 ピッチ・・・ピッチ(単位:Hz [ヘルツ])とは音楽用語で音の高さを表す単語です(音高ともいいます)。音が空気が振動し人間の耳に伝わっています。Hz[ヘルツ]とは1秒間に何回振動したかを表す単位です。このヘルツの数字が小さいと音が低くなり、大きいと音が高くなります。
楽器には基準ピッチというのがあり、ピアノの場合は基本440Hzもしくは442Hzに設定されていますが、オーケストラやピアノの演奏会、ヴァイオリンなど他楽器と合わせて演奏する場合は442Hzで調律を行います。

この動画ではアクション全体の掃除を行っています。
カビが生えているところや調律師でないと掃除が出来ないようなところの掃除をこまめにしていきます。
パーツ、仕組みの説明とともに破損パーツの重要性と役割を説明していきます。

アクションの修理その1 ブライドルテープの交換
 そもそも、ブライドルテープとは何か・・・ブライドルテープというのはアップライトピアノにしか使われていない部品の名前です。では、なぜグランドピアノには必要ではなくアップライトピアノにだけ取り付けられているのかというと、その答えは音の出る仕組みにあります。音の出る仕組み、簡単に言うとピアノというのは鍵盤を押すと中に入っているアクションというたくさんのパーツが組み合わさってできたカラクリが入っています。そのアクションに力が伝わりそしてハンマーが動き弦を叩いて音が鳴ります。アップライトピアノとグランドピアノの大きな違いはハンマーの動き方です。
グランドピアノのハンマーは上下運動なので重力によって自然に元の位置に戻る様になっています、アップライトピアノのハンマーは前後運動なのでハンマー自身の力では元の位置に戻ることが出来ないのでブライドルテープを使用し引っ張ってあげることで元の位置に戻る様になります。ハンマーがしっかりと元の位置に戻らないと次の打弦が出来なくなってしまうので、ブライドルテープはとても重要な役割を果たしています。

アクションの修理その2 ハンマーバットセンターピン、フレンジコードの交換
 この動画では、ハンマーバットのセンターピンとフレンジコードの交換を行います。センターピンとはアクションパーツが駆動する部分に使用されている真鍮にニッケルメッキ加工をしているピンです。
ではなぜ今回交換をしたかというと、鍵盤を打鍵し離したときにハンマーがしっかりと元の位置に戻ってこない状態でした、これをスティックと言います。(スティックについては、3つ上「修理箇所の説明と1回目粗調律」の説明文にかかれています。)
センターピンを交換することでハンマーがしっかりと元の位置に戻る様になりました。
あと、フレンジコードも何本か切れている箇所があったのですべてのフレンジコードを新しいコードに張り替える作業を行っています。
共にしっかりと治してあげないとしっかりとした演奏が出来なくなってしまうので、これらの修理を行います。

アクションパーツ「スプーン」について
 アップライトピアノのアクションには「スプーン」というパーツが取り付けられています。このパーツはウイペンアッセンブリ―の後方の取り付けられているパーツです。この「スプーン」があることで、鍵盤からウイペンへ、そしてダンパーアッセンブリーに力が伝わり音が響かすことが可能になるわけです。
この「スプーン」は金属でできているので長年の使用により錆びたりします。この部分が錆びてしまうと、スプーンがダンパーを押したときに雑音が鳴ってしまったり、ダンパーレバーに貼られているフェルトが削れてしまったりもするので、しっかりと輝くように磨いてあげることが重要になってきます。

アクションの修理その3 ハンマーファイリング作業
 この動画では、ハンマーファイリングという作業を行います。ハンマーファイリングという作業は、ハンマーフェルトについている弦溝をヤスリなどを使用し削ることにより弦溝をなくしてあげる作業です。
鍵盤を打鍵することでアクションの各パーツが動き、そしてハンマーが動き出し弦を打弦します。ピアノのアクションのほとんどは木材で作られているのですが、ハンマーが弦を打弦する部分には羊毛(羊の毛)でできたフェルトが巻かれており、そのフェルトの部分で弦を打弦しています。フェルトは弾力性があり柔らかい素材なので、長年ピアノを弾いていると弦に接しているフェルトの部分がへこんでしまい、深く弦の溝が出来てしまいます。この溝がある状態で弾き続けるとハンマーがブレてしまったり、溝の部分は硬くなってしまうので雑音が鳴ってしまいます。さらに、音色も硬くなってしまいこもったような響かない音になってしまうので、しっかりと弦溝を取り除いてあげないといけません。ピアノの音色はフェルトで決まります。
なので、しっかりとファイリングをしてあげることでしっかりと音が響くピアノにしていきたいと思います。
ピアノの音色はフェルトで決まります。