こちらでは、調整前のピアノとその整調後のピアノをご紹介します。
音色の違いや鍵盤の上がる速度、深さなどを見て頂ければ幸いです。
ピアノは、長い歳月放置するだけで色々な変化をもたらします。
弾きこんでも色々なパーツの消耗などで、演奏がしにくいピアノに成ります。
一度、整調をキッチリとすると1年ぐらいでは、物凄い変化は起こりませんが
毎年、調律の度に調整していけばいつまでも演奏しやすいピアノを維持できます
弊社では、整調をして頂いたお客様には、毎年の調律の度に変化が起こっているパーツを無料で調整させて頂きますので、いつまでも同じタッチのピアノで演奏が出来ます。
(同時にビフォとアフターの演奏を流し聞き比べて頂ければ違いがわかりやすいです)
奈良市~奈良市 ヤマハ U30A #511****
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回ショパンの「雨だれの前奏曲」を演奏させてもらいました。
ショパンというのは「フレデリック・フランソワ・ショパン」という名前で、ポーランドの前期ロマン派音楽を代表する作曲家です。
このピアノは音の響きがとても良いピアノです。Beforeの状態では、鍵盤を押したときに極端にグラグラとぐらつく症状があったり、中音部をよく使う曲を演奏されていたようで高音部になるとあたりがあまり良いとは言えない状態なので広範囲にオクターブで引こうと思うと非常に弾きにくくなってしまっていました。
整調作業を行ったAfterの状態では、鍵盤のぐらつきも改善され、pp(ピアニッシモ)からff(フォルティッシモ)まで幅広く強弱をつけ演奏できるようになりました。
これからもたくさんの曲を演奏をしていってほしいと思います。
大和高田市~大和高田市 ETERNA S・k・k #****
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回、ヘンデルの「サラバンド」という曲を演奏させてもらいました。
サラバントとは、17世紀から18世紀初めにヨーロッパの宮廷で流行した緩やかな速度の3拍子の舞踏という意味です。この曲は宮崎駿のアニメ映画「風の谷のナウシカ」の挿入歌「ナウシカ・レクイエム」の冒頭や前半まで部分は、この曲がモチーフにされているといわれています。
今回Beforeの状態では、全体的に音色が不揃いで和音を弾いた時にはばらつきが目立ってしまいあまりきれいな音が鳴らない状態でした。そして全体的に鍵盤の重さが少し重い状態でした、本来ならばピアノというのは鍵盤押して引くのではなく、滑らすように滑らかに鍵盤を動かすのが良いのですが、Beforeの状態ではすこし不可能な状態になってしまっていました。
整調を行ったAfterの状態では、全音きれいな響きになり和音を弾いた時遠くまで届くような透き通る音に仕上がりました。鍵盤の重さも改善され、滑らかかつ軽快に演奏が可能な状態になりました。
これからもこのピアノでより多くの曲と巡り合える手助けになれたらという思いで作業をさせてもらい、とてもうれしい限りです。
生駒市~生駒市 カワイ BL-71 #K984***
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回、アンドレ・ギャニオンの「めぐり逢い」を演奏させてもらいました。
Beforeの状態では全体的に音がこもっているような状態になっていました、そして全体的に鍵盤が重くなってしまっているのでスローテンポな曲を弾く分には問題ないと思うのですが、軽快でスピードが速い曲を演奏しようとすると少し難しくなってしまうと思いました。正常な状態というのは演奏者に鍵盤に対して違和感がない状態が正常とされているので、現在の状態では非常に良い状態ではありません。
整調作業を行った後のAfterの状態では、音色はきれいな透き通るかのような状態に変化し、鍵盤も軽やかになり違和感が全く分からない状態の仕上がりました。これで正常な状態のピアノになりました。
やはり正しく調整されたピアノで演奏されたほうが気持ち的にもとてもワクワクすると思います。
紀の川市~紀の川市 ヤマハ U30Bl #4391***
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回、ショパンの「夜想曲(ノクターン) 第20番 遺作」という曲を演奏させてもらいました。
この曲は1830年の春に作曲された曲です。速度記号から標号をとって「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」とも呼ばれています。ちなみに、「遺作」というのはショパンの死後に出版されたということを指し、最後の作品という意味ではありません。この曲はショパンが20代のころに作曲した曲です。
さて、このピアノは調整前から音が非常に出ていて良いピアノだと思いました。ですがBeforeの状態では鍵盤がスムーズに動くことができず、連打ができなくなってしまっていました。鍵盤を押したときにふわっとした感じになってしまい、pp(ピアニッシモ)を弾こうにも音が鳴らなくなってしまうということが起こっていました。
整調作業を行ったAfterでは、鍵盤が軽くなったのでスムーズに演奏することができるようになりました、そして音も低音から高音まで全体的にバランスよく良い音に仕上がりました。
これからも10年、20年この先もたくさんの曲と巡り合ってほしいと思います。
京都市~新築建て替え ヤマハ U1 #458***
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回はベートーヴェンの「ピアノソナタ第8番 悲愴」を演奏させてもらいました。
この曲は第14番「月光」、第23番「熱情」とともにベートーヴェン3大ピアノソナタの一つとして有名な曲です。この曲を作曲していた時期からベートーヴェンの耳に異変が出ていていた時期だといわれています。数少ない標題付きの作品としても有名です。ベートーヴェン自身が標題をつけた作品は少なく、計32曲あるピアノソナタのなかでは第8番「悲愴」と第26番「告別」の2曲のみです。
ピアノというのは昭和など昔ほどいい響きの音がするピアノがたくさんあります。このピアノは調整前からとても良い響きを持っているピアノです。
ピアノはハンマーが弦をたたくことによって音が出ます。しかしBeforeの状態ではハンマーの動き自体が遅くなってしまっているのと、2度打ち(リバウンドともいい、鍵盤を押したときにハンマーが2度弦を叩いてしまい音が2回なってしまう症状のこと)している部分があり低音部分の鍵盤の深さのばらつきが出てきていました。
整調作業を行ったAfterの状態では、全体的に幅のある音色に仕上がり、非常に弾きやすいピアノに仕上がりました。2度打ちの現象もなくなりスムーズに演奏することが可能となりました。
これからも、今まで以上にたくさんの曲をこのピアノで演奏していってもらえたらと思います。
大和郡山市~新築建て替え LORISIMPER IAL #50**
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回は、ショパンの「革命のエチュード」を演奏させてもらいました。
この曲が作曲時期は、ショパン生誕のワルシャワ公国では革命が起きようとしていた時期でもありました、なので題名が「革命のエチュード」と思う方もいるかもしれませんが、この「革命のエチュード」の題はショパン自身が付けたわけではありません。なのでショパン自身は「革命」を意識せずに曲を作ったっという説が今では有力な説になっています。
この曲の速さはアレグロ・コン・フォーコで♪=160というかなりスピードが速い曲で、初めの1小節目から左手が16分音符で弾かなければならない曲なのですがBeforeの状態では全体的に鍵盤が重たくなってしまっており、スムーズに動かすのが少しばかり大変な状態になっていました。ハンマーの動きも少し鈍い感じがしてこの曲のように速さが求められる曲を演奏しようとするとかなり無理が出てしまう状態でした。
整調作業などを行った後のAfterでは、すべての鍵盤がスムーズに動くようになり、ハンマーも正常な状態に戻り、The ピアノな状態に戻りました。これでスローな曲から速めの曲など幅広く演奏が可能になったのでこれからもたくさんの曲と仲良くなっていってほしいと思います。
御所市~葛城市 カワイ メルヘン MA-380 #479**
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回はシューマンの「楽しき農夫」を演奏させてもらいました。
この曲はピアノ小曲集「子供のためのアルバム」という曲集の中の1曲です。全43曲で計80分の曲集をシューマンは約2週間で書き上げたそうです。「楽しき農夫」はこの曲集の第10曲にあたり、全曲中最も有名な曲となっています。
このピアノのBeforeの状態では、鍵盤が1つ1つ重たく感じました。そして全体的な音色のバランスがあまりよくありませんでした。ダンパーペダル使用時の音の伸びも音が止まるところと止まらないところがあり、良い状態とは言えませんでした。
整調作業を行ったAfterでは、全体的に鍵盤がスムーズで軽やかに動くようになり、音色のバランスもきれいになりました、そしてダンパーペダルを使用時の音が止まらなかったのもぴったりとペダルを離すと止まるようになり、正しいピアノの状態に戻りました。
これで今まで以上にこのピアノでより多くの曲と触れ合っていってもらいたいと思います。
奈良市~新築建て替え ヤマハ YUA #291****
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回、アンドレ・ギャニオンの「めぐり逢い」を演奏させてもらいました。
まずBeforeの状態で演奏しましたが、全体の音のバランスがあまり良い状態ではありませんでした、めぐり逢いを演奏するのにダンパーペダルを使用するのですが、あまり音の伸びも良いとは言えない状態で、あまりヤマハらしくない音が出ていました。
整調作業を行ったAfterでは、まずすべての音のバランスが整い、きれいな響きのある音色に仕上げることができました。そして音の伸びもはるか遠くまで届くような透き通った感じになり、ヤマハらしいはっきりとしたピアノに整えることができました。
これからもこのピアノでありとあらゆる曲を演奏を行っていってほしいと思います。
京田辺市~京田辺市 ヤマハ U1A #417****
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回はショパンの「夜想曲(ノクターン)第20番 嬰ハ短調 遺作」を演奏させてもらいました。
この曲はショパンの姉「ルドヴィカ・ショパン」がピアノ協奏曲第2番を練習するための曲として書かれたといわれています。なのでピアノ協奏曲第2番の第1、第3楽章の断片的なモチーフが使用されています。
さて、このピアノのBeforeの状態では、まず鍵盤を押したときにアクション部分で何かが擦れて鍵盤が戻ってこないのでトリルができなくなってしまっているのと、鍵盤が全体的に重たくなってしまっているため非常に弾きにくくなってしまっていました。
整調作業を行ったあとのAfterでまず言えることは、非常に弾き心地が良くなりました。そして鍵盤もしっかりと静止位置の戻ってくるのでトリルもしっかりと出来るようになり、鍵盤全体の反応も良くなりました。とても弾きやすい素晴らしいピアノです。
このピアノを生涯弾き次いで行ってもらえたらと思います。
生駒市~生駒市 ヤマハ U3M #329****
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回は「ナイトトレイン」を演奏させてもらいました。
Beforeの状態で演奏させてもらいましたが、全体的にあまり良い状態のピアノではありませんでした。音色などもあまり響かず、1音1音の音もあまりきれいだと言えない状態です。鍵盤のタッチの全体のバランスも不揃いで普通に演奏するのに一苦労しそうな感じの状態でした。
整調作業を行ったAfterでは、見違えるかのようにピアノが蘇りました。音色もきれいになり、音のバランスなども非常に良い状態になりました。タッチ全体のバランスも良くなり強弱が非常につけやすくなったと思います。とてもかわいく、YAMAHAらしいピアノに仕上げることが出来ました。
これからもこのピアノとともに音楽を楽しんで行ってもらえたらと思います。
奈良市~新築建て替え ヤマハ NOーG2 #269***
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回は、ショパンの「雨だれの前奏曲」を演奏させてもらいました。
調整前のBeforeではグランドピアノの大屋根を開けているのです、あまり音が響かずこもっているような状態になっていて、まったくグランドピアノらしくない状態でした。鍵盤のタッチも重たくなっており、連打をしようにも少し苦労する感じになっていました。
グランドピアノの連打性能というのは1秒間に14回もの連打が可能なのが通常なのですが(アップライトピアノの約2倍)、現状では頑張って10回かなぁ・・位のタッチの重さになっていて本領が発揮できない状態になっています。
整調作業を行ったAfterでは「The グランドピアノ」といわんばかりに蘇りました。雨だれのような少し静かな曲でもグランドピアノで弾くとしっかりと音が出ていてとても気持ち良い感じの音色に仕上がりました。タッチの重さも非常によくなりしっかりと連打が出来る状態に戻りました、なのでこれからもテンポが速い曲などもたくさん演奏が可能となりましたので、演奏のレパートリーも増やしていきピアノの人生を楽しんでもらえたらと思います。
北葛城郡~大和郡山市 STEINMEYER SK-2 #721***
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回はモーツァルトの「トルコ行進曲」を演奏させてもらいました。
Beforeの状態では、トルコ行進曲のようなテンポが速い曲を演奏しようとすると、鍵盤がそのスピードについていけずに、鍵盤が戻ってこないという症状があるので音が鳴らない状態でした。ハンマーのあたりもバラバラになってしまっていたり、鍵盤の深さのバランスも不揃いになってしまっていました。音色も全体的に統一感があまりない状態でした。また、連打をしようとすると音が鳴らないところが数か所あったりと、非常に弾きにくいピアノになっていました。
ですが整調作業を行ったAfterでは、強弱の幅も広くつけられるようになり、音のキレもよくなり、全体的な音色もきれいになりしっかりとまとまった状態のピアノに仕上げることが出来ました。Beforeとは違い非常に弾きやすいピアノになりました。
これからもこのピアノとともにたくさん音楽の世界に関わって行ってもらえたらと思います。
奈良市~桜井市 カワイ KS-1F #M134****
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
今回「革命」という曲を演奏させてもらいました。
Beforeの状態では一つ一つの鍵盤が重たくなっており、1小節目からの左手の16分音符で演奏をするのにも大変苦労しました、ですがAfterの状態では整調という作業をさせていただきまして、すべての鍵盤がスムーズに動くようになり大変弾きやすくなりました。
これからこのピアノでたくさんの曲を演奏してもらいたいという気持ちでいっぱいです。
生駒市~栃木県 ROYALE&SONS RS-21 #98***
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
Beforeでは鍵盤全体が重たくなっており、弾いていると鍵盤がグラグラとグラつきが起きている状態でした。この状態だと、トルコ行進曲のようなテンポが速い曲やトリル(2つの音を素早く交互に弾く方法)が出てくる曲などが非常に弾きにくくなってしまい、そういう曲を弾こうとして練習をしてもなかなか上達するのが困難になってきます。
AfterではBeforeの時の状態を整調という作業を行うことで鍵盤が軽やかに動くようになり演奏することが可能になりました。鍵盤のグラつきも改善し本来のピアノが持っている力が発揮できるようになったと思っております。
大和郡山市~新築建て替え ヤマハ U2 #44****
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
ピアノという名称は短縮された名前だということをご存じでしょうか、本来の名称は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ(強弱がつけられるチェンバロ)」が本来の正式名称なのです。
Beforeの状態では強弱をつけて演奏をするのに大変苦労しました。この状態ではピアノの本来の性能が全く発揮されず演奏する側も非常に弾きにくいピアノだったと思います。
Afterでは強弱もしっかりつけることが出来るようになり、気持ちよく演奏が可能になりました。
これからこのピアノでたくさんの曲を演奏されると思うと非常にワクワクします。
奈良市~奈良市 ヤマハ U1E #75****
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
整調という作業の中に鍵盤の深さを調整する作業があります。調律師は鍵盤の深さのことを「あがき」と言っています。
鍵盤の深さの調整は演奏する際の強弱やタッチの重さに非常に関連してきます。
今回Beforeでは、1つ1つの鍵盤の深さが深くなっている状態でピアニッシモが出なくなっていたり、鍵盤の戻りがあまりいいとは言えない状態でした、ですがAfterでは整調作業を行い、ピアニッシモからフォルティッシモまで多彩な強弱をつけることが可能になり弾きやすいピアノになりました。
生駒市~神奈川県 ヤマハ UX300 #535****
この度は、弊社でリメイクをして頂きありがとうございました。
ピアノというのは1つの音に対して最低音が1本弦、低音が2本弦、中音から最高音までが3本弦の弦が張られています。
中音部で1音に3本弦があるので、3本の弦が同じ高さにならないとモヤモヤっとした音になってしまいます。調律作業というのはこういったすべての弦を正しい音程になるように調整することです。
とくに中音部分は曲を演奏する際に、必ず使用する部分なので中音部の音が狂っているとまともに曲が演奏することが不可能になってしまいます。
今回Beforeの状態では全体的に音程が半音下がっているかのような状態でしたが、Afterでは調律作業をさせてもらい、きれいな音程になり「Theピアノ」という状態になりました。
これからもたくさんピアノを演奏して音楽に携わっていってもらいたいと思います。